場の医学と野口療法

  

日本医学とは

2017年 5月28日
2017年11月05日加筆修正

日本医学とは

 健康な状態は、体の各部で血液(体液)の流れが正常な状態です。逆に、血液(体液)の流れに滞り(障害)があれば、病気になります。具体的に言いますと、血流障害は慢性炎症を招き、そこから様々な病気に発展します。
 従って、病気の原因は血流障害(炎症)であり、血流障害を解消すれば病気は治り、また病気を防ぐことができます

 日本には、昔から様々な民間療法がありましたが、実際に治療効果があるものは、基本的に、血流を良くする療法であったと考えられます。従って、血流を良くする療法は、すべて日本医学の療法になります。
 具体的には、野口療法(整体)トルーレイキ療法など気(レイキ)を主体とした療法は日本医学になります。
 また、均整法や一般の整体、鍼灸などにも血流の滞りを無くして、しこり(炎症)の解消を期待できるものがあります。その場合には日本医学といえます。
 要するに、効果のある民間療法は、血液循環を良くしているはずです。その意味では、治療効果のある民間療法は、基本的に日本医学になります。

場とは

 (場所に依存した)力が物体に働く空間を場と言います。例えば、私たちの空間には、(主に)地球による重力場があり、この重力場の中では、重さに比例した重力が働きます。
 例えば、正電気のつくる電場に負電気があると、その負電気には(正電気との距離に反比例する引)力が働きます。電気を磁気に変えれば磁場が発生します。また、移動する電気は磁場を伴うので、電流の周りには、電場と磁場(電磁場)が発生しています。

 従って、血液(体液)の流れる空間を血液場と定義すれば、血の滞りのある部位で血液場の乱れ(電磁場と体温の乱れ)が感知できることになります。
 この場の乱れを解消(通常、炎症を鎮静)すれば、病気が快復します。
 血液場の乱れを感知して、その乱れ(電磁場の乱れ)を解消する学問が日本医学です。
 要するに、血流を良くして炎症を解消させる療法の学問が日本医学です。
 生命活動が電気現象であれば、体は、電流、電圧、磁気、電磁波の影響を受けるはずです。従って、微弱電流、高周波電圧、金属や石と肌の接触、磁石と肌の接触、遠赤外線などは、体に影響を与える可能性があります。日本医学は、場の医学の1分野として、血液場を対象にした民間療法(血の滞りや炎症などを解消する療法)を主体にした学問になります。

生体内の電磁場

 次に、生体で生じている電磁場を考えます。
 私たちの体内には体液に溶けたイオン(電気)がたくさんあります。イオンは、原子や分子から電子が抜けたもの(プラスイオン)や原子や分子に余分な電子がくっついたマイナスイオンです。そして、体液(血液やリンパなど)は体内を流れているので、イオンも流れることになります。ところが、細胞内ではマイナスイオンが多いので、体液は、逆にプラスイオンが多くなっています。
 従って、体内を体液(血液、リンパなど)が流れることはプラスのイオンが多く流れることであり、体内でプラス電流が生じていることを意味します。電流があると磁場を伴うので、生体では電磁場が発生しています。また、筋肉や神経には可変的な電流が発生していますが、可変電流は同じ周波数の電磁波を放射します。

 もし血液の滞りがあれば、その部位で電磁場の乱れが生じます。さらに、血液の滞りのある部位では体温を維持する血流が減少するので、そこでは体温が下がっています。
 ここでは電気が乱れているので電磁場の乱れが生じています。
 つまり、(体液を血液で代表すれば)血液は全身をくまなく巡回していますが、体内のどこかで血流の乱れがあれば、そこの部位で電磁場と体温の乱れを生じます。

トルーレイキ療法